ADHDについて
注意欠如・多動症(ADHD)とは、不注意・落ちつきのなさ・衝動性などの問題が、生活や学業に悪影響を及ぼしており、その状態が6ヶ月以上持続していることと定義されています。約5%の子供がADHDと診断されています。男児は女児より3倍から5倍多いことも知られています。
ADHDが脳機能の発達や成熟に偏りが生じた結果と考えられていますが、その原因についてはよく分かっていません。
「治療の基本」
治療の基本は、子供たちおよび周囲の人たちが、その特徴を理解し、行動をコントロールして適切な行動が取れるようにすることです。何よりも「自分は得意なところがある」し「やればできるんだ」という自尊感情、自己意識を高めることが重要です(心理社会的治療)。具体的には認知行動療法・ソーシャルスキルトレーニング・ペアレント トレーニング(親の接し方の練習)などがあります。
WHOは、薬物療法は対症療法であり根治を目指すものではなく、プライマリケアでは処方してはならないとしています。薬物療法は継続的な心理行動への包括的介入の一部でなければならないとしています。
「薬物療法について」
ADHDはの発生機序はよく解明されてないにもかかわらず「抗ADHD薬」といわれる薬剤が存在します。
代表的な「抗ADHD薬」としてメチルフェニデート(商品名コンサータ)・アトモキセチン(商品名ストラテラ)・リスデキサンフェタミン(商品名ビバンセ)などがあります。
「コンサータ」は脳内ドーパミンの濃度を、「ストラテラ」はノルアドレナリンの濃度をそれぞれ上昇させます。「ビバンセ」は、体内でデキストロアンフェタミンに分解され。ノルアドレナリンおよびドーパミンを上昇させます。
すなわち、発生機序が解明されていないにもかかわらず、脳内のドーパミンやノルアドレナリンの代謝異常が、あたかもADHDの原因だとする(乱暴な)仮説のもとに「抗ADHD薬」が処方されているのです。医学的・科学的におかしいと思いませんか?
我々の高度な脳機能は、ドーパミンやノルアドレナリンのみならず、100種類以上の様々な脳内の神経伝達物質・ホルモンなどが、その精妙かつ絶妙な協調作用のなかで、調節・維持されています。ADHD患者の脳内で進行しているかもしれない何らかの異変を、ドーパミン・ノルアドレナリンのみにその積を負わせるのは、まさに製薬会社の傲慢と言わざるを得ません。
(余談ですが、うつ病とセロトニンの関係においても全く同様です)
「抗ADHD薬」の副作用
「抗ADHD薬」には様々の以下のように重大な副作用が報告されています。代表的なものには、うつ病・躁病・不快気分・幻覚・攻撃性・落ち着きのなさ・精神運動亢進・痙攣・ジスキネジア・味覚異常などがあります。「抗ADHD薬」の処方に携わる臨床医は、その副作用についても熟知し、十分に保護者に説明するべきです。
コンサータの副作用
https://www.e-pharma.jp/druginfo/info/1179009G1022
ストラテラの副作用
https://www.e-pharma.jp/druginfo/info/1179050S1022
ビバンセの副作用
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00068014
クリニック徳では
○洋医学(内科、外科)
○東洋医学(鍼灸、漢方、整膚)
○伝統医学(瞑想、ヨーガ,気功)
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以下のような疾患に対して、西洋薬を極力使用せずに,
様々な治療法で対処します。
「人は愛することで健康になれる ー愛のホルモン、オキシトシン」の著者、ドクター徳が自身の信じる『理想の医療』を目指して、
名古屋の伏見に全く新しいタイプのクリニックを最近オープンしました。
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