新刊のご案内『汚れた電気は大問題ー解決の鍵は利他の波動ー』
7月24日に院長と山田新一郎先生(鍼灸師)の著書が出版されました。
『汚れた電気は大問題ー解決の鍵は利他の波動ー』
序章 あたらしい時代の健康創造
1.あたらしい健康観 - 霊的な健康
WHO憲章では、健康を次のように定義しています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的※にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」(日本WHO協会訳)※ここでの精神的の原文はmentalです。
この憲章の健康定義について、1998年にspiritualを加えるという案の検討がが採択されました。現時点では未だ案の段階です。
日本ではmentalもspiritualも精神的と訳されることもありますが、この場合のspiritualは霊的と訳すとより原意に近いことになります。
そこで「霊」とは何か、そして霊的な健康を創造するにはどのような努力が必要であるかを考えてみましょう。
2.霊とは
天(宇宙)と人は相似的な存在であるという天人合一説という古代中国の人体観があります。天体である地球と人体は同じであると考えるのです。地球は単に土の球だけでなくその周囲には目には見えない大気層、磁場を含んだ存在です。小宇宙である人体も同じように皮膚で覆わhネルギー身体をも含めて人体と考えます。
この目には見えないエネルギー身体はエーテル体、オーラ、幽体、霊体など様々な名称をもっています。エネルギー身体は電気的な特性をもっていることが知られています。世界最古の電子楽器とされるテルミンはエネルギー身体のもつ電気的特性を応用したものです。
ヒトが死ぬと肉体とエネルギー身体(霊体)は分離します。肉体は朽ちて消失してしまいますが、霊体は不滅でいつかまた受肉し新しい人間としての生活を始めるとされています。人は輪廻転生を繰り返し様々な体験・学習することにより霊格を高めていくものと考えられています。こうした考えに従えば人生の目的は霊格を高めることと考えられています。
欧米では幽霊は電気的な存在とされ敏感な電磁波検知器が幽霊探知器として販売されています。
3.霊はSOSを発信している
無視され、傷つけられている見えない体
私たちは健康のために目に見える肉体のケアと目に見えない霊体のケアが必要です。しかしほとんどの人では霊体に対するケアはしていません。それどころか霊体をひどく傷つけ心身を損ねているのです。
大切な霊のからだである目に見えない身体は電気的な性質をもっています。ですから私たちは電気器具を扱うとき霊体を傷つけないように細心の注意が必要です。なのに人々はほとんど無頓着に電気を使っています。
アメリカのペンシルベニア州には車や電気などの文明の利器を受け入れず中世の伝統的な生活を守っているアーミシュという人々がいます。文明の利器を拒否する理由は電気などの文明の利器を使うと本来の信仰生活ができないからだそうです。またユダヤ教の原理主義者もスマホの使用を受け入れていません。昔ながらの自然な生活をしているからこそ文明の利器が本来の人間らしさを壊してしまうということをするどい感性で感じているからでしょう。文明の利器で感性を鈍くしてしまった現代人には理解することは難しいと思います。
電気が主に電灯だけだった時代は電気の悪影響は非常に少なかったと想像されます。コンピューターやスマホの消費電力はたいしたことはありません。しかしコンピューターやスマホは演算能力を高めるために非常に高い周波数帯で作動しています。そのためエネルギー的には非常に強力で目に見えないからだ(霊体)をひどく歪め傷つけているのです。電気のため窮状にある霊は私たちにSOSを発信しています。しかし電磁波の影響で感性が駄目になっている人にはSOSメッセージは聴こえないのです。
霊体はいわば生命の鋳型のようなものです。鋳型が歪み傷つけられると結果的には肉体に多くのトラブルが生ずることになるのです。
4.電磁波過敏症の患者との出会い
私は一九九〇年から12年間、アメリカのカリフォルニア州の東洋医学の大学で針灸の教育と臨床に携わっていました。
日本での針灸の臨床では患者の大半は肩凝り、腰痛等でしたが、カリフォルニア州では非常に広範な疾患の患者さんを治療する機会が多くたいへん勉強になりました。そんな中で特に印象に残った患者さんが、Gさんでした。
GさんはIT産業の中心であるシリコンバレーでコンピューター関係の仕事に従事していました。Gさんは来院する数年前から、ひどい不眠症、耳鳴り、食欲不振、ひどい疲れなどの症状が続き、あちこちの大病院で検査を受けても異常が発見できませんでした。原因がはっきり分からなかったので、的を射た治療が受けられず困っていました。そんなとき、私の患者であった人に針治療をすすめられ、私の大学の針灸のクリニックに来られたのです。
アメリカでは一九七〇年代にニクソン大統領が訪中した際に随行したニューヨーク・タイムズ紙のレストン記者が、中国での針麻酔を報道したことを機に針灸が急激に普及しはじめました。
わたしはGさんの体のバランスのくずれ具合を診察し、針刺激で経絡の気のバランスを整えました。するとGさんは治療直後から多くの愁訴が改善され心身ともに爽快となりました。私の針治療を受けると三日くらいは調子が良いのですが、また元に戻ってしまうのです。Gさんの住んでいるシリコンバレーからサンフランシスコの私の大学のクリニックまでは相当な距離があるので、一週間に一度しか来られません。しかたないのでGさんは近くの針クリニックで針治療を受けましたが、良い結果が得られませんでした。Gさんは私の針治療を受けた後の三日間は極楽、後の四日間は前と同じように具合が悪くなるのです。
なぜ三日間しか持続しないか、なぜ近くのクリニックで受ける針治療は効かないのか、何が原因で体のバランスを崩すのか。効果をもっと持続させることはできないか、いろいろ検討しました。
ある日、Gさんはコンピューターの仕事が長時間になるといつもより体調がひどくなるようだ、と言いました。そのときピンときました。Gさんはひょっとしたら、コンピューターから発する電磁波に対して過敏になっているのではないか、と思いました。
コンピューターを治療室に持ち込みGさんに診療台のうえで仰向けになってもらい片手をスイッチを入れたコンピューターのキーボードのうえに手をおき、腹部の緊張の程度をチェックしました。ついで電磁波の人体への悪影響を低減する効果があるという評判のオルゴン装置をコンピューターの上に置き前と同様に腹部の緊張の程度をみると、腹部の緊張が少なくなりました。どうもGさんは、そのころアメリカで話題になり始めていた「電磁波過敏症」のようでした。そこで、電磁波に対処する種々の方法を指示、指導したところ、Gさんの症状はかなり改善し、数ヵ月後には月に一度くらいのペースで私のクリニックに来ればよいほどになりました。それ以後、私は「電磁波過敏症」に強い関心を持ち電磁波の対策法についていろいろ研究しました。
5.電磁波の悪影響は科学的には証明が困難
この世界は波動からなっています。宇宙に存在する最も低い波動から最も高い波動のなかで私たちが見ることのできるのは可視光線という非常に狭い周波数帯の世界だけです。私たちは世界のごくごく一部をみているだけです。物質ですらその大半はダークマター(暗黒物質)といわれるもので占められていると考えられています。
電気は科学的な機器で測定できます。しかし電気に性質が似ているエネルギー(≒「気」)は未だその実体が不明で科学的機器では測定できません。そのためエネルギー(≒「気」)は科学の対象にはなりえません。
科学は目に見える世界を対象としているため科学的に構築された医学では目に見えないからだやエネルギーは現在の医学の対象から外されています。このためエネルギー関係の現象等を科学的に証明することは非常に困難なことです。
コンピューターやスマホの電磁波で癌が起こるといったことは科学的に裏付けられていません。故にコンピューターやスマホの電磁波で癌が起こる心配はない、としているのが大勢です。これは手前勝手な論法です。たしかにコンピューターやスマホの電磁波で癌が起こるという科学的根拠はありませんが、コンピューターやスマホの電磁波が安全であるという根拠もないのです。
WHOの健康定義案の霊的な健康にはあたらしくエネルギーを中心としたパラダイムが必要です。ヒトには物事の良し悪し判別する感性能力が備わっています。この感性能力のメカニズムはまだ科学的には明らかにされていません。しかし私たちは天から与えられている感性能力を尊重しこれを正しく使えば非常に有用です。
ヒトの感性能力を応用したOリングテスト、アプライドキネシオロジーの筋力テストや本書で用いている指パワーテストなどのエネルギーチェック法を活用するのも有用なことであると信じます。
しかし現実はOリングテストなどのエネルギーチェック法は科学的でないという理由で学会等では受け入れられていません。
物事の良し悪しを判別する感性能力が非常に有用であると個人的に認識している医師は多くいます。しかしそれが未だ科学的に解明されていないから医学界は受け入れていないのです。
指パワーテストなどを用いてコンピューターやスマホの人体への影響をチェックするといろいろなことがわかります。これらのチェックは特別な器具をもちいなくても誰にでもできますので是非追試してみてください。
6.電気と生活 - 3つのステージ
明治の文明開化によってそれまで暗かった街は明るくなりました。最初はガス燈によって次に電灯によって明るくなりました。家の中もそれまでは行燈(あんどん)のわずかな光が夜を暗黒の世界から解放されていました。しかし行灯の明かりでは昼のような活発な活動をサポートするほどではありませんでした。白熱電球の登場で夜でも室内を昼のように明るくすることができ夜を活動的なものに変えました。電気はもっぱら照明用に使われ、その照明も長いあいだもっぱら白熱電球でした。家庭用電源に混入したネガティブな波動は白熱電球を介すると悪影響が消失しますので浄電する必要はありませんでした。人々は電気の恩恵を享受していました。この時代を「電気と生活の第一ステージ」ということができます。
「電気と生活の第二ステージ」は蛍光灯の使用と多くの電化器具の使用によってもたらされました。それまで白熱電球が独占していたのが蛍光灯が主となり白熱電球は従となりました。蛍光灯では白熱電球と違い電源に混入したネガティブな波動が照明光を介して人体に悪影響を与えます。それに加えて電化製品の普及で家庭内にいろいろな電化器具が増えるようになりました。その結果消費される電気の量も増加しました。蛍光灯および室内の電気器具から人々はネガティブな波動の悪影響を強く受けるようになりました。
最初に悪影響があらわれたのは免疫系の中心である胸腺でした。ネガティブな波動の影響で胸腺の働きが低下し免疫に異常を起こす人が増えました。花粉症、アトピー症、各種アレルギー疾患、自己免疫疾患、癌・・・・・。人々は昔あまりなかった病気が増えていることは認識していますが、なぜそうなったということには気付いていませんでした。
「電気と生活の第三ステージ」はコンピューターやスマホの使用によって始まりました。
ごく標準的な屋内環境では頚動脈部に指をあて指パワーテストをしても(電磁波に過敏な人を除き)指パワーダウンは起こりません。しかしコンピューターやスマホの近くあるいは家電量販店の中で同じテストをすると指パワーダウンは起こります。スマホやコンピューターは処理能力を高めるために非常に高い周波数の電気を用います。周波数が高いと非常に強いエネルギーとなるので人体に与える影響は非常に大きくなります。さらに悪いことにはそれらを身体からの至近距離で用いるため影響がさらに高まります。「電気と生活の第二ステージ」でダメージを受けた胸腺はさらに大きな悪影響を受けるようになります。そして新たに胸腺の次にネガティブ波動に敏感な総頚動脈の分岐部に悪影響をあたえるようになります。そのため脳の血液循環のアンバランスにより精神病、パーキンスン病、脳の異常に起因するいろいろな疾患、認知症、発達障害・・・・等の関連が疑われます。
欧米の知識階級では子供にスマホやコンピューターはよくないからと考え極力使わせないようにしている人が多くいます。コンピューターやスマホが子供に有害であるという科学的な根拠はありませんが、安全であるという科学的根拠もないので子供にコンピューターやスマホを使わせないというのは賢明な選択だと思います。
7. コンピューター・スマホの電磁波の恐ろしさ
Oリングテストや指パワーテストなどのエネルギーチェック法を用いるとコンピューターやスマホの電磁波は体の重要な器官に大きな悪影響を与えていることをたしかめることができます。深刻なものはスマホなどからの電磁波が体表近くにある器官やエネルギーの通路である経絡系のような繊細のエネルギーバランスを崩してしまうことです。そのため様々なトラブルを引き起こす一要因となっていることと思われます。
スマホなどの電磁波の影響が非常に強いと逆転現象を引き起こしてしまいます。逆転現象は諸悪の元凶でその対策は必須です。逆転現象については第4章で詳しく説明します。
本書ではコンピューターやスマホの次に述べる器官への悪影響について概略を次のまとめておきます。
① 総頚動脈分岐部 - 総頚動脈は喉頭隆起(のどぼとけ)の外方で頚動脈の拍動を感じるところで内頚動脈と外頚動脈とに分岐しています。この分岐部は鍼灸のツボでいう人迎(じんげい)穴にあたります。この分岐部には頚動脈洞、頚動脈小体という非常に敏感なセンサーがあります。これらのセンサーは内頚動脈(主に脳)および外頚動脈(主に顔面部)への血液配分に関与している重要な部位です。この部位にあるセンサーがスマホやコンピューターの電磁波によってうまく働かなくなります。その結果顔面部と脳のエネルギーバランスが崩れ多くのトラブルを引き起こしてしまいます。
このようなエネルギーの崩れのパターンはメンタルなトラブルをもった人でのパターンと同じです。このことからコンピューターやスマホの悪影響にメンタルストレスが少し加えられることによりストレスに対する限界を超えてしまうことが多くなってしまいます。そのためコンピューターやスマホを多用している人ではメンタル・トラブルを起こしやすい傾向となってしまうと考えられます。詳しくは第1章で説明します。
② 胸腺 - 胸部中央の少し上部に位置する胸腺は免疫系の中心的役割を担っています。胸腺が弱ると各種の免疫疾患や癌にかかりやすくなります。胸腺は体の比較的浅い部分にあることと、ストレスに非常に敏感であることから家庭用電源からの電磁波によってもエネルギー異常を引き起こしてしまいます。
家庭用電源からの電磁波の悪影響をなくした状態でスマホやコンピューターの電磁波の影響をチェックしてみました。その結果コンピューターやスマホの電磁波は胸腺の働きに強い悪影響を与えていることが確められました。
胸腺の働きが低下すれば癌の発生リスクも高まります。詳しくは第2章で説明します。
③ 眼 - コンピューター画面の不自然な光だけでなくコンピューターから発する電磁波が眼の働きに対して悪影響を与えます。眼に小さなゴミが入ってもとても痛く全身の活動に悪影響すると同じように眼に悪い電磁波が入り込むと体全体に悪影響を与えることが実験からも理解できます。
⑤ 精巣 - 精子を生成する精巣は体表部の電磁波の影響を受けやすい部位にあります。コンピューターやスマホがどれくらい精巣に影響を与えているかをチェックしました。予想以上の悪影響があることが判明しました。不妊問題の半分は男性側にその原因があるといわれていますが、コンピューターを膝に乗せて操作するのは考え物です。
⑥ 女性の乳房 - 女性の乳房がコンピューターやスマホの電磁波の影響をどれくらい受けているか、鉛のプレートを用いてチェックしてみました。乳房部では電磁波の影響を強く受けます。しかし乳房に近い上腕の筋肉部はさほどの悪影響をうけないことが判明しました。コンピューターに向かって長時間働いている人は対策が必須です。
⑦皮膚 - 皮膚は単に体の包装紙のような役割だけでなく多彩で繊細な働きをしています。チェックの方法がありませんが、コンピューターやスマホの影響を強く受けていると考えられます。とくに頚動脈洞への悪影響を介して顔面部への血液循環が悪くなり美容上悪い影響を与えているように思われます。
コンピューターやスマホの電磁波の悪影響を取り除くというグッズが多く出ていますが。ほとんどの製品が本節であげた問題にたいして解決になっていません。購入する際は各部位への影響を消去するかどうかをよくチェックして選ぶことが肝要です。また身体自体を電磁波に対して強くすることも必要です。
8.コンピューターやスマホが悪いわけではない
前節ではコンピューター・スマホの電磁波は恐ろしものあると書きましたが正確にはコンピューターやスマホの電磁波が恐ろしいものになっていると表現すべきです。恐ろしいものになっているということはそうなる前には恐ろしいものではなかったということです。では何がコンピューターやスマホの電磁波を恐ろしいものにしているか。長い間これを追求して判明したことはコンピューターやスマホにネガティブな波動が混入しコンピューターやスマホの電磁波を恐ろしいものにしていることが判明したのです。
「善人に悪霊が憑依すると善人は恐ろしい行いをします。悪霊を除けばもとの善人に戻ります。」この文章で善人をコンピューターやスマホ、憑依を混入、悪霊をネガティブ波動に置き換えると、「(善き)コンピューターやスマホの電磁波にネガティブ波動が混入(憑依)すると善きコンピューターやスマホの電磁波は恐ろしい行い(悪い電磁波を放散)をします。ネガティブ波動を除けばもとの(悪影響を与えない善き)コンピューターやスマホの電磁波に戻るということになります。
コンピューターやスマホは多くの人が心血を注ぎ創ってくれた素晴らしいものです。でもほとんどの人はそんな素晴らしいコンピューターやスマホになんの感謝もしていません。そして無頓着に使い捨てているのです。コンピューターやスマホを創ってくれた人に感謝し、ネガティブな波動がつきにくくなるコンピューター、スマホ用の浄電装置をつけてあげればコンピューターやスマホから人体に悪影響を与えるような電磁波は出なくなるのです。ウソのような話ですが、実験で確かめることができます。
ネガティブな波動はスマホやコンピューターの高周波電磁波に親和性があり容易に混入するということが考えられます。
9.家庭用電気も人体に悪影響を与えている。
家庭用電源自体は50Hzあるいは60Hzと非常に低い周波数なのでエネルギー的には強いものではありません。しかしネガティブな波動が混入したスマホやコンピューターの高周波電磁波が家庭用電源に混入、さらにネガティブな波動が家庭用電源に混入してしまうと課程用電気でも人体に悪影響を与えてしまうようになってしまいます。こうした家庭用電気の悪影響を受けている代表が免疫系の中心である胸腺です。
家庭用電気の大問題は1日24時間継続的に人体に影響を与えていることです。またどこに行っても家庭用電源からの電磁波の悪影響を受けていることです。
電磁波に過敏な人では前節であげた体表近くにある重要器官にも影響を与えていることが多いです。これらのチェックは電磁波を遮断する鉛プレートを用い指パワーテストをすることによって簡単にできますので是非各自でチェックしてください。家庭用電源の電磁波に関しては第3章で詳しく説明します。
10. 脚気対策に学ぶ
現在では脚気はビタミンB1の不足で起こることが知られています。脚気の予防、治療も容易で恐ろしい病気とはいえません。しかし脚気の原因が発見される以前の日本では亡国をもたらす病として恐れられていました。脚気流行のピーク時の1923年には26,796人が脚気で死んでいます。
脚気は結核と並んで2大国民病とされていました。軍隊においても驚くほどの多くの将兵が脚気で戦線を離脱し戦力の低下を招いていました。またそれだけでなく驚くほど多くの将兵が脚気により病死しました。富国強兵政策を推進していた明治政府にとって脚気問題を解決することは大きな課題でした。
このとき理論法則の構築を優先するドイツ医学を採用していた陸軍と臨床主体のイギリス医学を採用していた海軍との間には非常に対照的な対応がみられました。
海軍ではイギリス医学を学んだ軍医高木兼寛の疫学的な検証により脚気は栄養のアンバランスが原因で起こる病で麦飯食が脚気防止に有効であることを実証しました。海軍は高木の進言を受け白米食を廃し代わりに麦飯食が実施されました。
ドイツ医学を中心とする陸軍の軍医らは(その中にはドイツのコッホ研究所帰りの文豪で知られる森鴎外(森林太郎)が決定を左右する要職にいました。陸軍の軍医らは脚気は伝染病と独断し海軍の高木の研究結果を非科学的だと頭から否定しました。陸軍では依然として白米食が継続されました。
その結果日清戦争、日露戦争では陸軍ではおびただしい数の脚気による病死者を出しました。これに対し海軍では脚気による病死者は皆無に近く雲泥の差がありました。
海軍において脚気に対して画期的な成果をあげていましたがそれで脚気問題が解決されたことにはなりませんでした。それは日本医学界の主流は、理論法則の構築を優先するドイツ医学を範としていたため脚気に対する臨床的対応が遅れたのです。そのため海軍で素晴らしい実績をあげた後でも実に多くの国民、そして陸軍の将兵が脚気で死んでいったのです。脚気がほぼ制圧されたのは脚気に有効なビタミンB1製剤が普及した1950年代でした。
もし日本の医学界が理論より生命を大切にしていたら何十万人もの命が救われたに違いありません。
11. 電磁波対策の問題
電磁波問題に関心を持ち始めた今から25年ほど前、私はサンフランシスコに住んでいました。電力会社からの月々の請求書に添えて写真0-1のような電磁波(EMF)と健康に関するリーフレットが入っていました。その概要は「(一般家庭レベルでの)電磁波が健康に悪影響があるといわれていますがそれが事実であるかどうかは現時点では結論は出ていません。しかしその影響をできるだけ少なくするために家電製品を使うときはできるだけ離れて使うように・・・」と説明されていました。
この電力会社の対応は非常によいものだと思います。これに対して日本ではコンピューターやスマホの電磁波が有害であるということは科学的に立証されていない、だから害があるということはない、というスタンスが多いのです。消費者も科学的に立証されていない、だから安心して使ってよい、と判断している人が多いのです。
現在の時点で科学的に立証されていなくても将来電磁波の害が科学的に立証される可能性はあるのです。
12.考えられる電磁波の害
電磁波の害には次の3つの場合が考えられます。
① ある単一の電磁波がある強度で一定期間にわたって体に照射されたとき体の組織に組織的な変化などの悪影響をあたえる。⇒これは科学的な研究で確かめることが可能です。
② 電磁波が体のエネルギー系に与える影響⇒指パワーテストで判別できますが、指パワーテストおよび経絡などのエネルギー系のいずれも科学的に把握されていないのでこれは科学的な研究では把握できません。
③ 他要因と組み合わされた場合の害
多くの犯罪では単独犯は比較的少なく悪党が徒党をくみ悪事をはたらく複数犯のことが大半です。癌などの原因ではいろいろな要素の単独原因を想定した検証はなされていますが、複数の要因の組み合わせは天文学的な数字となってしまうので検証はできません。
ある原因候補が単独ではシロでも他の原因候補と組み合った場合クロとなる可能性を否定することはできません。
このように電磁波の害はそのほんの一部が科学的に把握できるものですので、科学的に害が立証されていないから安全であるとはいえないのです。
刑法の場合は「疑わしきは罰せず」ですが電磁波や癌対策の場合「疑わしきは対策を」というスタンスが望ましいのです。
- 電磁波もキレイにすれば安心
電磁波は体に害があるといってその対策に電磁波を吸収する素材を用いて電磁波問題を解決しようとするアプローチが考えられます。そうした考えにもとづいた電磁波対策グッズが多くみられます。しかしそれは泳げないアヒルが川をわたるために川の水をなくせばいいんだ、と考え川の水を飲むようなものです。
電磁波の害をエネルギーの立場からいろいろ検証した結果、エネルギーチェックで確認できる電磁波の悪影響は電磁波をクリーンにすれば悪影響を消去することができる、ということです。
水は生命には必須の物質ですが、有毒物質が混入し汚染されてしまうと有害な水となってしまいます。汚染された水も浄水処理をして汚染物質を除去すれば無害とすることができます。
空気は生命には必須の物質ですが、有毒物質が混入し汚染されてしまうと有害な空気となってしまいますが、空気清浄器で処理して汚染物質を除去すれば無害となります。
電磁波も同じことが言えます。電気の中に混入しているネガティブな波動を処理してキレイな電気にすれば害がなくなるのです。本書では電気の中に混入しているネガティブな波動を処理してキレイな電気にし無害化することを以後「浄電」という用語を用いることにします。
14.運気をよくするには
電磁波の悪い影響を受けるとからだのエネルギーの流れが悪くなり心身のトラブルの原因となります。電磁波の悪影響が強いときには逆転現象を起こしてしまいます。逆転現象は潜在意識の逆作動であり、逆転現象が起こると全ての面で負のスパイラルに陥ってしまいます。他の言葉でいうと「運気が悪くなる」ということです。第5章ではいろいろなテクニックを使って運気をよくする方法などを紹介します。
とくに興味ある方法は潜在意識に効率よく働きかけ願望実現を助ける通天装置という器具を用いる方法です。また魅力をアップして強運を掴む方法も紹介します。
ただコンピューターやスマホ、電気器具の電磁波による悪影響をなくすだけでなく手軽なエネルギー療法を活用してからだと環境のエネルギー改善の方法を第5章で紹介します。
15.人身具有大薬
中国では「人身具有大薬」という言葉が伝えられています。これは人体内には偉大な効果を持つ薬を産出する仕組みをもっているという意味です。
最近の医学の研究で視床下部で産出されるオキシトシンというホルモンこそこの大薬(偉大な効力をもつ薬)だということが分かってきました。
他人の病気の平癒を祈れば祈った本人の視床下部よりオキシトシンの分泌が増加します。オキシトシンは強力な抗ストレス作用があります。ストレスが解消されることによってストレスに弱い胸腺の機能が高まります。オキシトシンは諸悪の元凶といえる逆転現象を消去しエネルギーの流れを良くし感性能力を高める効用があります。
その他オキシトシンは実に多彩な効果があります。第6章ではこのオキシトシンの活用法などについて説明します。
16. エネルギーチェックに指パワーテストを用いる。
エネルギーの状態をチェックするにはアプライドキネシオロジーの筋力テストやOリングテストなどが一般的ですが本書ではエネルギーの変化がレベル的に判別できる指パワーテストを用いることにします。既にOリングテストを修得されている方はOリングテストを用いても問題ありません。
指パワーテストの方法はOリングテストとよく似ています。Oリングでは指が開く(open)か開かない(close)がポイントとなりますが、指パワーテストではどの指の組み合わせで開かなくなるかがポイントとなります。この指パワーテストを用いればエネルギーの強さの変化をレベルの変化として把握できます。
記録するには略号として各指の英語名の頭文字を次のように用います。
親指⇒T 人さし指⇒I 中指⇒M 薬指⇒R 小指⇒L
指の力の強さの程度を次の5つのレベルに区分します。
レベル1 (TIM)⇒親指と人さし指・中指の組み合わせでは開かないが、次のレベル2の組み合わせでは開いてしまう。
レベル2 (TI)⇒親指と人さし指の組み合わせでは開かないが、次のレベル3の組み合わせでは開いてしまう。
レベル3 (TM)⇒親指と中指の組み合わせでは開かないが、次のレベル4の組み合わせでは開いてしまう。
レベル4 (TR)⇒親指と薬指の組み合わせでは開かないが、次のレベル5の組み合わせでは開いてしまう。
レベル5 (TL)⇒親指と小指の組み合わせで開かなくなる。
レベルの数字が多くなっていくのを指パワーアップ、少なくなっていくのを指パワーダウンと呼ぶことにします。このレベルを用いることによってエネルギーがどれだけアップしたか、ダウンしたかを把握することができます。例えば最初レベル2だったのが各種のテクニックを重ねるに従いレベル3、レベル4へと変化していくといったことが判別できます。
クリニック徳では
○洋医学(内科、外科)
○東洋医学(鍼灸、漢方、整膚)
○伝統医学(瞑想、ヨーガ,気功)
○未来医学(波動医学、アンチエイジング)
以下のような疾患に対して、西洋薬を極力使用せずに,
様々な治療法で対処します。
「人は愛することで健康になれる ー愛のホルモン、オキシトシン」の著者、ドクター徳が自身の信じる『理想の医療』を目指して、
名古屋の伏見に全く新しいタイプのクリニックを最近オープンしました。
名古屋市中区栄2-10-19 名古屋商工会議所ビル11階
地下鉄東山線伏見駅5番出口より南に徒歩5分
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