週刊現代 医療記事アンケート 「自分では飲まない薬」
院長のインタビュー記事が『週刊現代』(2017年9月16日号)に掲載されました。
週刊現代 医療記事アンケート
「自分では飲まない薬」【高橋徳;名古屋市クリニック徳】
質問
自分では飲まない薬、できれば飲みたくない薬を5~10個ほど挙げていただき、その理由をおしえてください。
薬名【うつ病薬;SSRI】
その理由;うつ病には抗うつ剤(SSRI:セロトニンを増加させる薬剤)が一般に使用されているが、うつ病の病態には複雑な因子が絡んでおり、セロトニンの欠乏だけがその原因ではあり得ない。抗うつ剤の貧弱な臨床効果がそれを示唆している。
薬名【骨粗鬆薬;ビスフォネート系薬剤】
その理由;ビスフォネート系の薬剤は、骨代謝を抑制し、老化した骨細胞を温存するのみで、骨密度は増加してもかえって骨の柔軟性は阻害される。骨密度と柔軟性は別の問題である。この薬剤の重篤な副作用(顎骨壊死、骨幹骨折)がその証しである。
薬名【痴呆症薬;アリセプト】
その理由;現在のところ、認知症を治療する薬剤は存在しない。アリセプトは投与後半年間で認知症の進行度を、プラセボ(偽薬)に比較して減少させるといわれている。一方で、米国(メイヨークリニック)での500人を対象にした3年間の追跡調査では、アリセプトとプラセボの間には、その進行度に差がなかったと報告されている(2005年)。残念ながら、アリセプトを処方している現場の医師でこの事実を知っている者はごくわずかである。
薬名【高コレステロール血症薬;スタチン剤】
その理由;頸動脈エコーで所見がなく、血中コレステロール値が250 mg/ml以下であれば、処方はしない。副作用が多岐にわたるため。
薬名【鎮痛薬;リリカ】
その理由;リリカは知覚神経に存在するカルシウム受容体を阻害し、痛みの伝導を遮断するといわれている。しかし、カルシウム受容体は知覚神経のみならず、あらゆる神経に存在している。中枢には、痛みを抑えるオピオイドやオキシトシン等の神経や、意識や思考に関与する神経も存在している。残念ながらリリカはこれらの神経活性をもすべて抑制するので、多彩な副作用が発生する事になる。とりわけ、痛みを抑える神経(オピオイドやオキシトシン)の活性を押さえ込んでしまうので、鎮痛効果もみられなくなる。まさに『百害あって一利無し』である。
クリニック徳では
○洋医学(内科、外科)
○東洋医学(鍼灸、漢方、整膚)
○伝統医学(瞑想、ヨーガ,気功)
○未来医学(波動医学、アンチエイジング)
以下のような疾患に対して、西洋薬を極力使用せずに,
様々な治療法で対処します。
「人は愛することで健康になれる ー愛のホルモン、オキシトシン」の著者、ドクター徳が自身の信じる『理想の医療』を目指して、
名古屋の伏見に全く新しいタイプのクリニックを最近オープンしました。
名古屋市中区栄2-10-19 名古屋商工会議所ビル11階
地下鉄東山線伏見駅5番出口より南に徒歩5分
TEL:052-221-8881
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2017年9月5日
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新着情報
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- 『うつ病に対する鍼治療の有効性』院長の論文が英文誌に掲載されました
- DVDが発売されました
- 『愛が育む魂の進化』
- 『くすりツボ』中国語版が完成
- ドキュメンタリー映画『いきたひ』上映会&講演会
- 無料動画の公開『医師が教えるホントの健康医学』
- いよいよ、1月から名古屋での上映が始まります。『LAST HOPE~マインドコントロールを解き放つとき』
- 『新しい認知症薬(レカネマブ)を検証する』
- 銀座のクリニックに月に2回、出張することになりました。